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2006年9月2日 「年代測定と日本文化研究」

木越邦彦先生米寿記念シンポジウム「年代測定と日本文化研究」

9 月 2 日、白河市のホテルサンルート白河にて、木越邦彦先生の米寿を祝うシンポジウム、「年代測定と日本文化研究」を開催致しました。総勢 60 名を超える皆様にお集まり頂き、盛大なシンポジウムとなりました。
詳細は、下記シンポジウム後記に・・・

また、シンポジウム予稿集を1000円にて販売致しております。詳細はこちらをクリック
ご希望の方は本社営業部(電話:044-934-0020または、メールフォーム)までお問合せ下さい。

会場風景


▲受付風景

▲会場風景

▲社長(シンポ事務局長)挨拶

▲木越名誉顧問への花束贈呈

▲木越名誉顧問 講演

▲木越名誉顧問 講演

▲施設見学

▲施設見学

▲柳田先生講演

▲報告 I 講演(当社酒井)

▲青森県川口氏講演

▲秋田県吉川氏講演

▲岩手県菊池氏講演

▲山形県会田氏講演

▲宮城県小野氏講演

▲福島県 当社鹿又講演

▲質疑応答

▲質疑応答

▲懇親会

▲懇親会

シンポジウム後記

 9 月 2 日、白河市のホテルサンルート白河にて、木越邦彦先生の米寿を祝うシンポジウムが開催された。会場には総勢 60 名を超える参加者が集まり、盛大なシンポジウムとなった。

 特別講演では、木越先生が 1950 年代頃までの 14 C 年代測定の開始にまつわる裏話をお話下さった。米寿を迎えられる先生のお話では、その記憶の正確さや矍鑠としたお話しぶりに参加者一同、嬉しい驚きを感じた。また、話の随所に窺えるユーモアに会場が沸くことも多く、先生のお人柄が感じられる御講演であった。

(株)加速器分析研究所白河分析センターの施設見学では、年代測定に関わる3つの工程に分かれ、実際の施設や機器を見ながら担当者から説明を受けた。β線では、年代測定開始当時に木越先生が使用していた測定機器が現役で活躍しており、参加者が驚く場面もあった。また、加速器の説明では、弊社が所有する 2 台の加速器間で同一の標準試料を測定することにより精度が保たれる点が強調された。参加者からは、実際に測定機器を目にすることはないので、貴重な経験となったとの感想を頂いた。

 シンポジウムでは、東北大学の柳田俊雄先生から東北地方の層位と編年について基調講演を頂いた上で、東北地方の各県の旧石器時代の編年と年代に関わる現状が紹介された。青森県の川口氏からは十和田八戸テフラの重要性が、印象深いプレゼンテーションで説明された。秋田県の吉川氏からは、詳細な秋田県の研究史と調査事例が紹介され、編年の課題が明確に示された。岩手県の菊池氏からは、年代測定試料の採取において「耕作クラック」に注意すべきとの重要な指摘があった。また、東北北部に共通するテフラと地層が整理された。山形県の会田氏からは、加藤稔先生を中心とした山形県の研究史と現状について報告された。宮城県の小野氏や福島県の鹿又氏からは、県内での編年の現状について発表され、東北地方における編年的課題が浮き彫りにされた。

 ディスカッションでは、発表者間の熱のこもった意見交換もあったが、年代測定に関わる問題点については、会場からコメントを下さった阿子島香先生と松本秀明先生の発言に端的に示された。阿子島先生は、測定された年代値の妥当性について、誰が判断すべきであるかとの問いを発し、都合の良い結果のみ採用される危険性を指摘した。また、松本先生は、自らのご経験を語られた上で、一定の試料数を測定し、試料の包含された地層について考察を加えるべき点と、様々な調査において分野間の連携が重要になってくるとのご指摘を下さった。

 会終了後には、懇親会が催され、多くの参加者が出席し、活発な意見交換もあり、皆様にご好評をいただいた。非常に内容の濃いシンポジウムとなった。

シンポジウム予稿集 ¥1,000にて発売中

シンポジウム予稿集を1000円にて販売致しております。
ご希望の方は本社営業部(電話:044-934-0020または、メールフォーム)までお問合せ下さい。
下記より、サンプルPDFをダウンロードできます。

木越邦彦先生米寿記念シンポジウム『年代測定と日本文化研究』

日時  2006 年 9 月 2 日(土)
場所 福島県白河市新白河駅前 ホテルサンルート白河 3 階「桜の間」
主催 (株)加速器分析研究所( IAA )
日程  9 : 30  参加者受付開始
   10 : 00  開会行事
         ( 1 )開会
         ( 2 )主催者挨拶  IAA 代表取締役 松井隆雄
         ( 3 )日程確認
   10 : 20  特別講演 「日本の 1950 年代の 14 C 年代測定の思い出」
          木越 邦彦(学習院大学名誉教授)
   11 : 00  施設見学
   12 : 00  休憩
   13 : 00  基調講演 「東北地方の旧石器時代の編年試案−「暗色帯」を基準に−」
          柳田 俊雄(東北大学総合学術博物館教授)( 13 : 00 〜 13 : 30 )
   報告I 「放射性炭素年代測定の現状と課題」( 13 : 35 〜 14 : 00 )
          酒井公美子・小林弘典( IAA )
   報告 II 「考古学と年代」
          青森県 川口 潤 (青森県教育庁)( 14 : 00 〜 14 : 25 )
          秋田県 吉川 耕太郎(秋田県教育委員会)( 14 : 25 〜 14 : 50 )
          岩手県 菊池 強一(雪国文化研究所)( 15 : 00 〜 15 : 25 )
          山形県 会田 容弘(郡山女子大学短期大学部)( 15 : 25 〜 15 : 50 )
          宮城県 小野 章太郎(宮城県教育庁文化財保護課)( 15 : 50 〜 16 : 15 )
          福島県 鹿又 喜隆( IAA )( 16 : 15 〜 16 : 40 )
    16 : 45  質疑
    17 : 15  閉会
    17 : 30  懇親会 ホテルサンルート白河 3 階「しゃくなげ」

目次 ----------

特別講演 見本PDFダウンロードはこちら
 日本の1950年代の14C年代測定の思い出:木越 邦彦・・・・・・・・・・・・・1
基調講演
 東北地方の旧石器時代の編年試案‐「暗色帯」を基準に‐:柳田 俊雄・・・・・・・・・・・・・3
報告 I 見本PDFダウンロードはこちら
 放射性炭素年代測定の現状と課題:酒井公美子・小原圭一・池田利晴・小林弘典・鹿又喜隆・・・・・・・・・・13
報告 II 「考古学と年代」
 十和田八戸テフラから探る土器出現期の年代:川口  潤・・・・・・・・・・・・21
 秋田県における旧石器時代石器群の編年的検討:吉川耕太郎・・・・・・・・・・・・28
 岩手県の更新世火山灰層とおもな旧石器時代遺跡:菊池 強一・・・・・・・・・・・・51
 編年と年代‐山形県における旧石器時代の年代論‐:会田 容弘・・・・・・・・・・・・61
 宮城県の旧石器時代編年:小野章太郎・鹿又 喜隆・・・・・・・・・・・76
 福島県の後期旧石器時代編年と年代:鹿又 喜隆・・・・・・・・・・・・85


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