β線計数法

放射性同位元素の崩壊は、崩壊時に発生する放射線の数が崩壊前のもともとの同位元素の数に比例し、半減期に反比例する原理に基づく。
発生する放射線(14Cの場合にはβ線)の数を測定することで、もともとの放射性同位元素(14C)数を算出できる。
アメリカのLibbyが1950年に開発した方法である。
1gの炭素には、600億個もの14Cが含まれるが、β線は1分間に僅か14個しか放出されない。したがって、安定した年代値を得るには、試料量と測定時間が多く必要となる。